相談役日記

現状に満足しないこと

塾経営のTips
2022.03.23
石井正和

ノーバスには直営部門とFC部門があります。
直営校は毎月安定して生徒が入塾していますが、FC校は入塾が不安定なことがあります。
一体何がそうさせているのでしょうか?
その違いを客観的にまとめてみます。

                直営                    FC部門
スタッフ数       塾長1名+スタッフ1~2名          塾長1名+スタッフ0~1名
広さ             30坪以上                  20坪以上
売上目標           会社が決める                  塾長が決める
営業経費           会社が決める                ほぼ塾長が決める
営業活動      目標のために絶対にせざるを得ない            塾長次第
         

直営とFC部門の違いとは、
①塾の広さの違い
②営業活動の量と質の違い・営業経費のかけ方の違い
③売り上げに対するプレッシャーの違い
の3点です。

優秀な塾長とそうでない人を分けるものとは、良い結果が出ている現状に際し、それをたまたまであると認識して営業活動を続けられるか、その状態に満足して何もしないか、この二つに他ありません。
そして、営業活動にかける経費を削ってしまえば、徐々に生徒数が減っていき、これまでのようにはいかなくなるでしょう。
だからこそ、生徒数を維持して、更に生徒を増やして教室をより大きくしたいのであれば、今まで以上に努力をしなければいけません。
私はこのことが身にしみてわかっています。

どれだけ成功していたとしても、「今のままでいい」と思って努力をしなければ、必ずジリ貧になっていきます。
現状維持でよいと思った瞬間が、衰退の始まりです。

勿論、上手くいっていない人であれば尚更、常に努力して営業活動を行わなければなりません。
つまりは、どんな状況下であっても営業努力は不可欠であるということです。
机の前で椅子に座っているだけでは生徒は増えません。

経営者たるもの、以上を肝に銘じて日々取り組まなければなりません。