相談役日記

ポジティブな想像ができる話をしましょう

塾経営のTips
2010.07.20
石井正和

ノーバスの家庭教師部門の営業スタッフや塾部門の社員が
お客様に弊社の良さをアピールするときに言ってしまいがちな言葉があります。

それは、
「良い先生がいます」「基礎から徹底的にやります」
「わかりやすく教えます」「このままじゃ成績上がりませんよ」等です。

スタッフや社員からすると、良い先生がいるということや
わかりやすく教えるということを大切なアピールポイントと捉えがちなのですが、
そうしたことは私たちの手段であって目的ではありません。
目的はあくまでも「成績を上げる」ことですので、その部分をきちんと伝えなければいけないのです。

良い先生がいるから、基礎からちゃんと教えるから、わかりやすく教えるから、どうなるのか。
その先を想像させてあげることが大切です。
例えば、
「今基礎ができていないのはまずいですよ」と伝えるよりも、
「基礎ができれば20~30点上がりますよ」と伝えた方が当然お客様の心にささります。
そういったポジティブな想像ができるように話をすれば、
お客様も真剣に聞いてくださいます。

このように手段と目的・結果というのをないまぜにせず、きちんと分けて伝えることが必要です。
こうしたことをバランスよく話せれば、きちんと結果はついてきます。