相談役日記

営業努力をしても来塾にならないこと2

塾経営のTips
2009.10.27
石井正和

内容的に前回の続きになりますが、
営業努力をしていてもなかなか来塾にならない原因についてお話します。

あなたや、あなたの塾で営業活動を行っている方は、近辺で一番偏差値の高い高校を知っていますか?
中学3年生が現在数学でどこをやっているか知っていますか?
英語は何をやっているか知っていますか?
自身の塾ではどうやって教えているか知っていますか?

どうやっても結果を出せない人の典型パターンは知識不足です。
自信をもって話せといいますよね。
でも、知らないから自信をもてないんです。
塾を代表して説明している人が、知識がない・教えられないということでは話になりません。

私の場合、何を言われてもきちんと答えられますし、授業も誰よりもうまくできました。
だから自信があるんです。

例えば塾の説明をするためにご家庭に訪問したとします。

最初にお子さんと話をした時に、現在の授業状況についての知識があれば
そこからお子さんの状況を聞きだす糸口になるでしょう。

次に母親と話をしたときに「うちは結構です」と言われたとしても
現在の状況を聞き出せていれば、
「数学のこの単元で苦労しているって言っていましたよ。何とかしたいと思っていてもどうしていいかわからない」
と、お子さんための話ができます。
知識があれば、苦手をなくすには、成績をあげるにはどうすれば良いか伝えることができます。

駄目なパターンの人は
「うちはいい塾ですよ。いい先生がいっぱいいますよ。」とよく言っているみたいです。
こんな話では駄目ですね。
関係ないんですよ、ご家庭からしたら。

相手のために話す。信用してもらう。
その人の言っていることが正しいと思っていただく。
そのために、知識が必要になるのです。

弁護士さんが法律を知っているように、電気屋さんが家電製品を知っているように、
塾は教育情報や学習内容について知っている必要があるのです。

最後にもう一度確認します。
あなたは自分の塾の周辺の学校情報や、現在の学習内容を知っていますか?