相談役日記

営業努力をしても来塾にならないこと

塾経営のTips
2009.10.08
石井正和

当塾の新入社員の中にもなかなか成果を出すことができない者がおりました。
彼は学校の前などで資料を渡しながら来塾を作ろうとしていたのですが、
うまくいきませんでした。
どのようにしているのか詳しく聞いてみたところ、
資料を受け取った子供に、保護者を連れて塾に来るようにお願いしていたようです。

これだけでは来塾がうまくつくれるはずはありません。

1つは、子供だけにいくらアピールしてもあまり効果がないことです。
実際に子供の教育に関して決定権をもっているのは保護者、特に母親です。
母親に納得いただけない限り、入塾などありえません。
来塾していただくための話は母親も含めて話をするべきでした。
子供にのみ話ができるこのようなケースの場合でも、
子供からご家庭の連絡先を聞ければ最良なのです。

そのために、2つめ、子供と仲良くなる必要があります。
子供からしたら、知らない他人のおじさんです。
知らない他人に連絡先を教えるなどということは、普通に考えたらありえません。
だから、子供と仲良くなる必要があるのです。
実際に同じ学校の先輩も塾に来ている話や、その学校のテストの話など
共通の話題をつくることなど信頼関係を築く方法はいくつかあります。
ある程度仲良くなることができれば、連絡先を教えてくれる可能性はあるのです。

実際に塾経営をされている方で、「営業努力をしているけれどもなかなか来塾につながらない」という方は、この2点を再確認しては如何でしょうか。