相談役日記

「人間らしさ」について

塾経営のTips
2017.07.01
石井正和

小林麻央さんが亡くなりました。
海老蔵さんの会見で亡くなる直前に「愛してる」と言って、息をひきとられたという話をテレビで何度か見ましたが、可愛そうで泣けて泣けてしかたありませんでした。麻央さんの映像が映ると本当に泣けて泣けてきます。
彼女からは「愛」「感謝」「思いやり」「笑顔」「大事な家族」という言葉などが浮かびます。

比べる事は麻央さんに大変失礼なのですが、秘書への暴言がテレビで毎日のように取り上げられている某議員。
彼女からは「横柄」「勘違い」「自己中心」「人を人とみない」など、人間性を問われる言葉が浮かびます。
勉強ができれば何でも手に入ると育てられたのでしょうか。

私も以前一番責任のある立場のときに部下を叱責したことがあり、大事な人材を何人も失いました。
自分では仕事のミスを注意しただけで人格否定はしたつもりはありませんでしたが、
きっと彼らの中には議員秘書と同じ気持ちだった人もいたのでしょう。

そう思ってからは、一度冷静になれるよう、しかる時はできるだけ3秒おくようにしています。
今私はフランチャイズ希望者や個人で塾を経営している方からご相談をいただいた際に、
少しでもお役に立てればという気持ちで回答や塾の内部資料(営業トークなど)をお送りしています。

だいたいの場合、届きましたという連絡はありません。
別にお礼を言ってほしい訳ではありませんが、少しでもお役に立てればという気持ちが
伝わらなかったのかなと、寂しい気持ちになります。

「もうかる」、「楽にできる」、「一人でできる」、「人件費がかからない」といった願望が強く一番大事な事である「あなたのために」「あなたのおかげ」という気持ちがないから塾経営がうまくいかない。そんな方も多いのかもしれません。
人生変わるのに遅すぎることはありません。

私はこれからも「感謝」の気持ちを忘れずに、
「人の振りみて我が振り直せ」で頑張ります。