相談役日記
「教育サービス業としての塾」と、「理想を追求する塾」の違い
塾には大きく分けて2つのタイプがあります。
1つは教育サービス業としての塾(以下、サービス業の塾)、
もう1つは「教えるのが好き」という理想を追求する塾です。
私たちが運営する個別指導塾ノーバスは、前者、つまり教育サービス業の塾です。
サービス業の塾の主役は、あくまでも生徒です。
生徒が塾に通う一番の目的は、成績を上げることにあります。
もちろん、「勉強が分かるようになりたい」「勉強を好きになりたい」といった目的もありますが、これらは全て「成績アップ」という最終目標に繋がります。
そのため、サービス業の塾は、生徒の成績を上げるためにあらゆる努力を惜しみません。
一方、理想を追求する塾の主役は、塾長自身です。
このタイプの塾では、「自分が納得できる授業やシステム」を追求することが第一になります。
経営と集客に対する考え方の違いもあります
サービス業の塾は、生徒や保護者に喜んでもらい、信頼を得ることで、塾の繁栄を目指します。
利益は、その結果として生まれるものです。
しかし、理想を追求する塾は、「生活に困らない程度の利益があればいい」と考える傾向があります。
現在、このタイプの塾の多くが経営難に陥っています。
その大きな理由の一つが集客です。
集客方法が「口コミ」や「紹介」にほぼ限定されるため、広告費をかけられず、生徒募集に苦戦しています。
その点、ノーバスのシステムは、あらゆる集客サイトを活用できるため、多くの生徒にリーチできます。
同じだけの努力をしても、理想を追求する塾と比べると、1年間の入塾者数で最低20人以上の差が出ることも珍しくありません。
ご自身の理想を追求し、努力することは素晴らしいことです。
しかし、もし経営が立ち行かなくなるようであれば、柔軟に考え方を変えてみることも大切ではないでしょうか。