相談役日記

「成功志向」と「自己実現志向」の違い

塾経営のTips
2025.06.25
石井正和

先日、パソコンを使って教える塾(以下パソコン塾)の今年の新規開校情報を閲覧していると、10校以上開校していることに気付きました。
開校された方にはぜひ、頑張ってほしいと思います。

ただ、その新規開校塾の経営者の方ひとりとしてノーバスに資料請求をされていなかったことは、ショックです。
そういったことがあり、「個別指導塾ノーバスを知っていますか」という内容のお手紙を他塾に送ったところ、残念ながら1通も返信がありませんでした。

私が、塾長をしている社員に「せめて1人ぐらい資料請求だけでもしてくれたら、どこに加盟するか決断する際の役に立つのに」と話をすると、

その塾長は、
「ほとんどのパソコン塾の加盟者が塾経営で成功したい人ではなく、自分の好きなように自分のやりたいように、自分の今持っているスキルでできると思うもので、一番自分の考えに近いFC塾に加盟したのだと思いますよ」と言いました。

ここでいう本人の考えとは、
・ロイヤリティがない(本当はシステム利用料の方が高い場合もある)
・人件費がない(例:経営者1人で運営している居酒屋さん)
・塾の維持費が安い(10坪ちょっとの狭い物件やアパートの一室)
・本人の目の行き届く範囲(自分のやれる範囲)で生徒を指導したい(顧客のニーズに合致していない)

そして、生徒の集客のほとんどは紹介と口コミに頼ることになります。
残念ながらホームページに掲載しても、それだけで問い合わせがたくさん来ることはありません。
結果として、集客に苦労する場合が多いです。

一方、ノーバスのFCは、塾長のスキルUP(人間力・営業力・対応力・知識力・あいさつの大事さ・感謝など)を通じて、塾経営で成功をしましょうというやり方です。

「ほとんどの人はノーバスに興味がありません。努力したくないんですよ。その証拠に南浦和にあったそういうFC塾は全てなくなっているじゃないですか。相談役、今まで通りノーバスが一番いいんだと自信を持って訴えてください!」(※南浦和・・・埼玉県で最も塾の多いエリア)
社員の塾長は、最後にそう言って仕事に戻りました。

「そんなことわかっている!」と内心思いましたが、社員の激励のような意見を嬉しく思いました。

ノーバスFCが本当に目指すべき加盟して欲しい層はどこなのか。
そしてその層にノーバスの真の価値をどう伝えるべきなのか。
社員である塾長と話をして、それらを再確認するよい機会になりました。

これからも自信を持ってノーバスの良さを訴え続けていこうと思います。