相談役日記
人生ちょっとの違いで、ずいぶん違います
電車の車内広告を見ていたら、45才以上の人の転職成功率は100人に1人と、大きく広告に載っていました。
確かに、高望みしなければそこまで大変だとは思いませんが、厳しいのは確かだと思います。
どの企業も45才以上の人に求めるのは即戦力になり得る人か、高いスキルを持っている人です。
持っていない人であれば、伸びしろの多い若い人材の方が良いに決まっています。
教育業界も同じですが、残念ながら応募者の多くは年齢を問わず、スキルのない未経験者や力不足の経験者。
そして、他の企業で採用されなかった人達。
こういうレベルの人達を戦力になるようにするわけですから、1人前の人材にするには会社側もかなりの努力を要します。
しかし、育つのは10人に1、2人が現実だと思います。
一方、きっとそういった人たちの中には転職がうまくいかず、思い切って独立をされた人がいます。
現状を変えようと一歩踏み出されたのは、大変よいことだと思います。
現状に不満がありながら何も変えない・変わらない人が大勢いるのですから。
ただ、思い切って独立をしたものの、独立後の経営がうまくいかなくて後悔している人も多いです。
しかし、後悔するのはまだ早いですよ。
私は塾業界以外の他業種のことはよくわかりません。
ただ塾経営のことはよくわかります。
塾のシステムは色々ありますが、誰でもできることがあります。
そしてこれはすぐに取り組むことができるのものです。
それは、
①月に一度は生徒の塾での様子や学習の進捗具合を保護者に連絡をして、安心させる。
②あいさつ、こんにちは、さようならを明るい笑顔で。
③ありがとうという感謝の気持ちを大きな声で。
塾経営をされていて、うまくいっていない方は、今日から①②③を取り組んで始めてみてください。
どれも大事なことです。
成功している人と失敗している人の違いは、私はたいしてないと思っています。
ただし、①②③のようなちょっとしたことを「する」のか「しない」のかで成功もしくは失敗の差が出るのだと思います。
人生ちょっとの違いで、ずいぶん違います。