相談役日記

「なるほどそうか」と思われた方は、ぜひ!

塾経営のTips
2025.05.27
石井正和

世の中の個別指導塾の多くは、大学生講師を採用しています。
これは、大手学習塾も私たちノーバスも同じです。

だからこそ、講師研修や意識付けを徹底することで、私たちのような大手ではない塾でも、大手や上場塾と互角以上に勝負できます。

また、ノーバスのフランチャイズ塾(以下、FC塾)では、加盟者が塾長を務めるケースがほとんどです。
これが、実はFC塾の大きなメリットでもあります。

FC塾ではない学習塾企業の社員が塾長を務める場合、会社組織の都合で人事異動が発生します。
塾長が交代すると、生徒数が変動することがよくあります。
そのため、学習塾は属人性が高いと言われることも少なくありません。

一方、加盟者が塾長の場合は、塾長が替わることはありません。
FCのルール通りに運営すれば、問題が起きることはほとんどないでしょう。
それは、FC本部が成功のノウハウやシステムを提供しているからです。

個別指導塾ノーバスは、昭和58年に1対1で教える家庭教師センターからスタートし、その後1対1の個別指導塾も開校しました。長年にわたり、1対1で教えることに特化したシステムを追求し、ノウハウを蓄積してきました。

その結果、ノーバスは塾比較サイトで大手学習塾よりも上位にランクインしており、繁盛塾として認知されています。

次にお月謝についてです。

大手学習塾もそれ以外の学習塾も、個別指導を行う講師は大学生が多いと前述しました。

大手学習塾はどの塾も、商品である講師のレベルは他塾とほぼ同じなのに、月謝が高額です。
それを補い、価値があるように見せるために、「合格実績」「あなたにピッタリの先生」「完璧なアフターフォロー」といった謳い文句が必要になります。
これらを多額の広告宣伝費をかけて行うのです。

その結果、月謝が1.5倍~2倍になるわけです。それでも、教育関連の上場企業は売上・利益を増やしています。

ただ、大手学習塾が必ずしもその地域で評判や信頼を得ているわけではありません。

私たちノーバスは、大手学習塾ではないかもしれませんが、大手学習塾と互角以上に勝負できています。

なぜなら、生徒や保護者が学習塾を決める際は、必ず体験授業を行うからです。
平均すると2~3の学習塾の体験授業を受けて、一番良かったところに決めます。

講師の質が同じくらいで、授業料が高い塾には、当然ながら生徒や保護者は入塾しません。

大手学習塾は、こういったことが明るみに出るのを恐れているのではないでしょうか。

これをご覧になって「なるほど、そうか」と思われた方は、学習塾での独立開業にチャレンジする価値が十分あります。