相談役日記

昔の仲間との再会

日々のつぶやき
2014.07.08
石井正和
4年ぶりに昔の会社仲間3人と食事をしました。

現在3人とも同じ業種の会社を経営している社長達です。
彼らが学生の時に私の会社でアルバイトしていた時から数えれば、
かれこれもう30年の付き合いになります。

この30年の間には、彼らの入社や独立などがありました。
今ではみなそれぞれの道を進んでいますが、立派に成功して
第一線で働いている姿を見ることは、とても誇らしいものでした。

そんな酒席で、
「当時教わったことをやっているだけです」と、誰かがぽつりと言いました。

半分はお世辞かもしれませんし、
彼らの今の仕事ぶりは、自身で身につけてきたものに違いありません。

そう伝えると、私に教わった、
「相手の為に一生懸命になれば、いつかきっと自分に返ってくる」
という信念が自分たちの仕事観の根本を為すものなのだと、
皆がしきりに言ってくれたのです。

思わず視界が滲みました。

私なぞ何もかも立派に生きてきたわけではありませんが、
そのような思いで仕事をしてくれる人間を巣立たせることができたことが
なによりもうれしくて、

この何十年かの仕事人生も悪いものではなかったなと、
なんだか少し満たされた夜になりました。