相談役日記
まさか、自分が
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2025.10.28
サラリーマン卒業から42年が経とうとしています。
以前は教材販売の営業マンをしていましたが、ある日、仕事仲間から大学生を営業に使う家庭教師センター経営の話を持ちかけられました。
当時の私は、それこそ食べるために仕事をしていて、明日のことなど何も考えていませんでした。
ただ、独立や経営など考えたこともなかったものの、現状維持よりも自分が良くなる可能性と、独身で失敗しても困らないという気楽さから、独立を決意しました。
仲間と始めた家庭教師センターは、アルバイト大学生に営業を任せるシステムを取り入れていて、当時非常に画期的でした。
今では多くの家庭教師センターが模倣しています。
私の友人たちも同じやり方で独立を試みましたが、成功した者はいませんでした。
彼らは「自分が営業したほうが成果が出る」と勘違いし、将来有望な大学生スタッフを育てることができませんでした。
一流企業に進むような優秀な人材を使えたにも関わらず、「自分の方が優秀」という誤解からそのメリットを活かせなかったのです。
当時の大学生スタッフの中からは、独立起業する者もいて、上場企業の社長が2名、業界一流の社長が何名も生まれています。
また、他の分野でも多くの人間が大活躍しています。
先日、そのスタッフの一人から「あなたのためにという気持ち(理念)」という私のアドバイスが今も生きていると聞き、大変嬉しく思いました。
現状に満足していない方、何かを変えたいと思っている方にとって、ノーバスでの独立はきっと楽しく、やりがいがあります。
私自身、皆様のおかげで42年間事業を続けることができました。
周りの人たちの支えもあってのことですが、まさか自分が、これほど長く今の仕事を続けられるとはと、つくづく思います。